• 本

思考の質を高める構造を読み解く力

出版社名 ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-7993-2936-8
4-7993-2936-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 197P 19cm

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要旨

ビジネスで最大級に重要なのは「伝える」ということではないだろうか。有意義な知見を得て、それを論理的に組み立てて伝え、意思決定や行動に結びつけるには、その前提として、深い思考力が必要だ。実はそうした思考力を鍛える教育メソッドが、60年ほど前の日本の初等教育に取り入れられていた。本書では、文章などの「構造」を読み解く「構造読解力」の思考トレーニングについて、数々の例題とその回答を交えながら、詳しく解説している。このメソッドは、戦後まもなく打ち立てられた、主に小学校の国語教育に取り入れられた学習理論である「構造学習」をもとにしたものだ。構造読解力は、(1)図などを使って論説的文章の論理を読み解く、(2)物語、情緒的文章を読み、登場人物の心情を読み解く、(3)思考を組み立て、文章や会話などでアプトプットする、という三つから構成されている。文章の表現力、ストーリーの組み立て、プレゼンなど、現代のビジネスにも大いに役立つメソッドといえる。著者は、ボストン コンサルティング グループ等を経て、コギト・エデュケーション・アンド・マネジメントを創業し、「構造学習」をベースにした言語教育を研究、展開しながら、グロービス経営大学院においてもクリティカルシンキング、マーケティング科目を担当。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年5月12日]

商品内容

要旨

60年以上の歴史を持つ学習理論「構造学習論」をベースにした思考術初の入門書。

目次

第1章 「構造を読み解く力」とは何か?(読解力は国語を超えて
私が受けた教育―構造学習
大学で教育を学び直し、たどりついた「構造読解力」)
第2章 論理を読み解く(論理は言語以上の言語
見通しを立てる
文章の構造を読み取る
構造を把握するためのパターン認識
日ごろの「読む」行為を思考の訓練に)
第3章 人物の心情を読み解く(物語を読み解くことの効用
人物になりきる
主人公以外の人物になる
“人読み力”を鍛える方法)
第4章 思考を組み立てる(的確に読み取れずして、的確な応答はできない
思考とは構造化すること
思考したことを伝える
実務での実践と訓練)

著者紹介

河村 有希絵 (カワムラ ユキエ)  
慶應義塾女子高等学校、東京大学法学部卒業後、ボストンコンサルティンググループに入社。ノースウェスタン大学ケロッグスクールオブマネジメントにてMBA取得。長期に渡り、様々な企業のコンサルティングに携わる。その後、コギト・エデュケーション・アンド・マネジメントを創業し、「構造学習」をベースにした言語教育を研究、展開しながら、グロービス経営大学院においてもクリティカルシンキング、マーケティング科目を担当。2021年、東京大学教育学部教育実践・政策学コースに学士入学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)