シティ・ポップとラジカセ 70〜80年代のカセットテープ・カルチャーを振り返る
出版社名 | 徳間書店 |
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出版年月 | 2023年3月 |
ISBNコード |
978-4-19-865608-9
(4-19-865608-8) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 127P 21cm |
商品内容
要旨 |
昭和世代には懐かしく、Z世代には新しい「シティ・ポップ」「ラジカセ」「カセットテープ」を当時の関係者の証言と共に振り返る! |
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目次 |
アーティストたちが語ったシティ・ポップ(稲垣潤一 |
出版社・メーカーコメント
カーステレオのお供のド定番だったシティ・ポップ。70〜80年代に青春時代を送った世代には懐かしいカセットテープが、それを知らなかったZ世代にも「アナログ感がエモい」とウケ、脚光を浴びている。このムーブにアーティストたちもカセットテープによる新譜を続々とリリース。現在、世界的に人気を博している「シティ・ポップ」を代表するアーティスト、山下達郎は、昨年6月に11年ぶりにリリースしたオリジナル・アルバム『SOFTLY』をカセットテープでも発売。2023年の春から80年代初期の名盤『For You』 などの作品をカセットテープで再版するとの話も。そんなカセットテープが全盛を極めた70年代末から80年代にかけて当時の若者から人気を集めた――あるいは生活の一部だった――「カセットテープ・カルチャー」を紹介。関連アーティストたちのインタビューを掲載した。伊藤銀次による元祖、シティ・ポップともいわれる山下達郎のバンド「シュガー・ベイブ」の裏話や名曲「DOWN TOWN」の誕生秘話、佐野元春との邂逅。杉真理によるナイヤガラ・トライアングル、竹内まりやとの出会い。稲垣潤一が明かす、秋元康のペンによるの大ヒット曲「ドラマチック・レイン」の誕生経緯。EPOの「DOWN TOWN」カバーの経緯…音楽ファン、シティ・ポップ・ファンには延髄の興味深い内容だ。さらにかつて「4大カセットテープ・メーカー」と呼ばれたTDK、ソニー、マクセル、AXIA。そのうちのもっとも人気の高かったTDKと後発ながらイメージ戦略でシェアを広げたAXIAのOBたちに当時の苦労話、裏話をインタビューした。表紙には、あの時代のカルチャーを象徴する鈴木英人氏のイラストを起用。各社のカセットを写真で紹介する「カセットテープ・ギャラリー」、当時の世代で知らぬ者はいない伝説の雑誌『FMステーション』の元編集長による回顧録などなど……読みどころ、見どころの満載の一冊。