なぜ公害は続くのか 潜在・散在・長期化する被害
シリーズ環境社会学講座 1
出版社名 | 新泉社 |
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出版年月 | 2023年4月 |
ISBNコード |
978-4-7877-2301-7
(4-7877-2301-4) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 292,21P 19cm |
商品内容
要旨 |
公害は「過去」のものではない。問題を引き起こす構造は社会に根深く横たわり、差別と無関心が被害を見えなくしている。公害の歴史と経験に学び、被害の声に耳を澄まし、犠牲の偏在が進む現代の課題を考える。 |
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目次 |
序章 公害はなぜ続くのか―不可視化される被害と加害 |
出版社・メーカーコメント
公害は「過去」のものではない。問題を引き起こす構造は社会に根深く横たわり、差別と無関心が被害を見えなくしている。公害の歴史と経験に学び、被害の声に耳を澄まし、犠牲の偏在が進む現代の課題を考える。公害を生み続ける社会をどう変えていくかーー。〈公害の歴史が教えるのは、見えていたはずのものが不可視化されていく過程である。その背後には、環境侵害の影響を背負わされるのが社会的に弱い立場の人びとに偏るという、公害の最初期から続く社会構造もある。公害の「解決」を強調する動きが、実は公害発生の経緯を引きずるものであり、現在の環境問題にも影響を与えているのであれば、不可視化の仕組みに注意し、それに対抗する方法を考える必要がある。ーー編者〉