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目的への抵抗

新潮新書 991 シリーズ哲学講話

出版社名 新潮社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-10-610991-1
4-10-610991-3
税込価格 858円
頁数・縦 206P 18cm

商品内容

要旨

自由は目的に抵抗する。そこにこそ人間の自由がある。にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか―。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。

目次

第1部 哲学の役割―コロナ危機と民主主義(コロナ危機と大学、高校
自己紹介
近くにある日常の課題と遠くにある関心事
自分で問いを立てる
ある哲学者の警鐘 ほか)
第2部 不要不急と民主主義―目的、手段、遊び(前口上
日本では炎上しなかったアガンベンの発言
「不要不急」
必要と目的
贅沢とは何か ほか)

出版社・メーカーコメント

自由は目的に抵抗する。そこにこそ人間の自由がある。にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか――。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。

著者紹介

國分 功一郎 (コクブン コウイチロウ)  
1974年千葉県生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、東京大学大学院総合文化研究科修士課程に入学。博士(学術)。専攻は哲学。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)