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2035年の中国 習近平路線は生き残るか

新潮新書 992

出版社名 新潮社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-10-610992-8
4-10-610992-1
税込価格 902円
頁数・縦 239P 18cm

商品内容

要旨

中国共産党総書記として異例の三期目に突入した習近平。幹部人事を意のままに行い盤石の体制に見えたが、コロナ対策では国民の反発で軌道修正を迫られ、一転、不安を感じさせる幕開けとなった。建国百年を迎える二〇四九年への中間点とされる二〇三五年に、彼は八十二歳。国内外の難問が山積する中国は、その時どうなっているのか?この国と中国共産党の本質を踏まえながら、第一人者が今後の行方を占う。

目次

中国共産党は「国民」を恐れている
中国社会の中核をなす「義」とはいかなる価値観か
未完の「習近平思想」は党と国民に支持されるのか
人間・習近平の「思考様式」を生い立ちから読む
習近平は米国の本当の「怖い顔」を知っているか
「乱から統へ」中国のガバナンス移行は奏功するか
「権力集中」と「党内民主」のせめぎ合いの行方は
ウクライナ侵攻「ロシア」からどう距離をとるか
日本の国益を最大化する「したたかな対中外交」とは
それでも「江沢民の安定」得られぬ習近平統治〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

中国共産党総書記として異例の三期目に突入した習近平氏。幹部人事を意のままに行い盤石の体制に見えたが、コロナ対策では国民の反発で軌道修正を迫られ、一転、不安を感じさせる幕開けとなった。建国百年を迎える二〇四九年への中間点とされる二〇三五年に、習氏は八十二歳。国内外の難問が山積する中国は、その時どうなっているのか? この国と中国共産党の本質を踏まえながら、第一人者が今後の行方を占う。

著者紹介

宮本 雄二 (ミヤモト ユウジ)  
1946(昭和21)年福岡県生まれ。宮本アジア研究所代表。69年京都大学法学部卒業後、外務省入省。90年アジア局中国課長、2006年在中華人民共和国日本国大使館特命全権大使。10年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)