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彼岸花/秋日和 里見【トン】 小津映画原作集

中公文庫 さ55−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-12-207357-9
4-12-207357-X
税込価格 1,210円
頁数・縦 357P 16cm

商品内容

要旨

小津安二郎は里見〓の小説をよく読み、「映画のシナリオのねたに」し、「良き友」となった。原作と銘打たれた表題二作に加え、「晩春」を見た里見が「原作料の半額くらいは貰ってもよさそうだ」と小津をからかったという「縁談窶」など中短篇、さらに小津への弔辞と追想エッセイを収録。

目次

1 彼岸花/秋日和(彼岸花
秋日和)
2 『晩春』をめぐって(縁談窶
(参考作品)父と娘 広津和郎)
3 『戸田家の兄妹』をめぐって(帽子
アマカラ世界)
4 小津安二郎追想(小津君よ、さようなら(弔辞)
小津君と鎌倉と私
藝の蟲)

出版社・メーカーコメント

小津安二郎は里見トンの小説をよく読み、「映画のシナリオのねたに」し、「良き友」となった。原作と銘打たれた表題二作に加え、「晩春」を見た里見が「原作料の半額くらいは貰ってもよさそうだ」と小津をからかったという「縁談窶」など中短篇、さらに小津を追想したエッセイを収録。文庫オリジナル。〈解説・武藤康史〉  目 次1 彼岸花(1958年)秋日和(1960年)2 「晩春」をめぐって縁談窶(1925年)(参考)父と娘(広津和郎、1939年)3 「戸田家の兄妹」をめぐって帽子(1937年)アマカラ世界(1937年)4 弔辞「小津君よ、さやうなら」(1963年)小津君と鎌倉と私(1964年)芸の蟲(1972年)解説 本当は「原作」とは言えないが……  武藤康史

著者紹介

里見 〓 (サトミ トン)  
1888(明治21)年生まれ。本名・山内英夫。学習院在学中に志賀直哉と知り合い、絶交をまじえ、終生の友となる。東京帝国大学英文科中退。二人の兄、有島武郎、生馬らとともに「白樺」創刊に参加。1940(昭和15)年菊池寛賞、1956年と71年に読売文学賞を受賞。1947年日本芸術院会員、59年文化勲章受章。1983年逝去
武藤 康史 (ムトウ ヤスシ)  
1958(昭和33)年生まれ。評論家。慶應義塾大学文学部国文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)