• 本

土偶を読むを読む

縄文ZINE Books

出版社名 文学通信
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-86766-006-5
4-86766-006-X
税込価格 2,200円
頁数・縦 431P 20cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

2021年4月に出版された書籍『土偶を読む』(竹倉史人著、晶文社)は、テレビ番組で取り上げられたこともあり、発売直後から評判となった。同書の「土偶=植物の精霊像説」は、著名人の後押しもあり多くの人が知ることになった。だが、その真偽や研究手法について、とくに考古学界から批判の声が上がっている。本書では、『土偶を読む』が世間一般の評判とは対照的に考古学者たちに評価されない理由、そして同書で「ついに解明した」と断言された「土偶の正体」と、その結論に至る論証を、さまざまな識者の視点を交えて検証している。『土偶を読む』を著した竹倉氏は、宗教人類学を専門とする独立研究者であり、考古学者ではない。同書では「イコロジー(図像解釈学)」という手法を使って、これまでの常識に縛られない大胆な新説を打ち立てている。しかしその論証には矛盾などが見られるという。編者はニルソンデザイン事務所代表。書籍の装丁や雑誌のデザインを主たる業務としながら、都会の縄文人のためのマガジン「縄文ZINE」を2015年から発行し編集長を務める。なお、ダイジェストは編者の望月氏による文章から構成した。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年6月30日]