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ダンテ『神曲』講義 上

河出文庫 ひ15−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-309-41963-3
4-309-41963-1
税込価格 1,540円
頁数・縦 519P 15cm
シリーズ名 ダンテ『神曲』講義

商品内容

要旨

世界文学の最高傑作といわれる、ダンテの『神曲』。その名訳者にして比較文化史の大家が、半世紀近くの研究と講義の成果を盛り込んで、ダンテとその作品の魅力を平明かつ詳細に解き明かす、画期的大著。偉大な詩人の遺した大古典『神曲』を、もっとも読みやすい日本語訳を用いて読み解いていく。いま地獄めぐりの旅が始まる。

目次

第1回 ダンテの『新生』
第2回 仏教の地獄とキリスト教の地獄
第3回 作品の冒頭
第4回 地獄の門
第5回 三途の川、辺獄
第6章 肉欲の罪
第7回 大食らいの罪、貪欲と浪費の罪
第8回 忿怒の罪、地獄の下層界へ
第9回 異端の罪、暴力の罪
第10回 自殺者の森、熱砂の沙漠
第11回 男色者たち
第12回 悪の濠、欺瞞の罪

出版社・メーカーコメント

鼻持ちならない自信家にして、彫心鏤骨の苦心を重ねたダンテ。この偉大なる詩人の遺した世界の大古典を、もっとも読みやすい日本語訳テキストをもとに、詳細に読み解く。『神曲』が、いま生動する。

著者紹介

平川 〓弘 (ヒラカワ スケヒロ)  
1931年、東京生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。フランス・イタリア・ドイツに留学し、北米・フランス・中国・台湾などで教壇に立つ。『小泉八雲 西洋脱出の夢』『東の橘西のオレンジ』でサントリー学芸賞、マンゾーニ『いいなづけ』の翻訳で読売文学賞、『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』で和辻哲郎文化賞、『アーサー・ウェイリー『源氏物語』の翻訳者』で日本エッセイスト・クラブ賞、『西洋人の神道観 日本人のアイデンティティーを求めて』で蓮如賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)