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ダンテ『神曲』講義 下

河出文庫 ひ15−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-309-41964-0
4-309-41964-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 549P 15cm
シリーズ名 ダンテ『神曲』講義

商品内容

要旨

『神曲』の名訳者にして比較文化史の大家が導く、地獄・煉獄・天国をめぐる旅。ダンテは良心的な詩人だったのか。それとも私的な復讐を果たすために敵対する人物たちを地獄に堕とした、鼻持ちならない自信家だったのか。世界の大古典を、もっとも読みやすい日本語訳テキストをもとに詳細に読み解く。『神曲』が、いま生動する。

目次

第13回 聖職売買、汚職収賄
第14回 鬼どもの行状
第15回 異形の者
第16回 オデュセウスの詩
第17回 ダンテの自己中心的正義感
第18回 地中海世界と寛容の精神
第19回 氷の国、裏切の罪
第20回 地獄の底、煉獄到着
第21回 煉獄前地
第22回 『神曲』と複式夢幻能
第23回 七つの環道
第24回 地上楽園から天国へ
第25回 天国篇

出版社・メーカーコメント

鼻持ちならない自信家にして、彫心鏤骨の苦心を重ねたダンテ。この偉大なる詩人の遺した世界の大古典を、もっとも読みやすい日本語訳テキストをもとに、詳細に読み解く。『神曲』が、いま生動する。

著者紹介

平川 〓弘 (ヒラカワ スケヒロ)  
1931年、東京生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。フランス・イタリア・ドイツに留学し、北米・フランス・中国・台湾などで教壇に立つ。『小泉八雲 西洋脱出の夢』『東の橘西のオレンジ』でサントリー学芸賞、マンゾーニ『いいなづけ』の翻訳で読売文学賞、『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』で和辻哲郎文化賞、『アーサー・ウェイリー『源氏物語』の翻訳者』で日本エッセイスト・クラブ賞、『西洋人の神道観 日本人のアイデンティティーを求めて』で蓮如賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)