人口減少時代の農業と食
ちくま新書 1729
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2023年5月 |
ISBNコード |
978-4-480-07554-3
(4-480-07554-2) |
税込価格 | 1,012円 |
頁数・縦 | 293P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 人口減少は人手不足、国内需要減といったかたちで、あらゆる産業に打撃を与えつつある。日本人の「食」を支える農業も、もちろん例外ではない。以前から課題の深刻な担い手や後継者の不足に加え、物流におけるドライバーなどの労働力不足が重なり、せっかくの生産物が需要地に行き渡らなくなる懸念があるという。本書では、人口減少をはじめとするさまざまな苦難が襲いかかる、農業や食をめぐる現状をリポート。そして、ピンチを変革のチャンスに変えるべく奮闘する現場の事例を取材し紹介している。物流業界では、「2024年問題」として恐れられる問題がある。改正労働基準法による年間の時間外労働時間が2024年4月1日以降に規制されることで、ドライバーの稼働時間が少なくなる。この問題が、農産物の輸送に大きな影響を及ぼす可能性が高い。著者の窪田新之助氏は農業ジャーナリストで、日本農業新聞記者を経てフリー。山口亮子氏は時事通信記者を経てフリージャーナリスト。企画編集やコンサルティングを手掛ける株式会社ウロ代表取締役を務める。 |
商品内容
要旨 |
日本農業にとって人口減少は諸刃の剣といえる。これまでのあり方を一部で壊してしまう一方で、変革の推進力にもなる。農産物の生産や流通は、総じて人手不足で、生産者と流通、販売、消費の間の溝やズレも明らかになっている。ピンチをチャンスに変えるべく、こうした課題に立ち向かう現場がある。生産から出荷までの合理化、消費者と直接つながる商品の開発、物流のルール変更への対応…。世間で思われているほど暗くない、日本農業の未来を報告しよう。 |
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目次 |
第1章 データで見る農と食のいまとこれから |
出版社・メーカーコメント
人口減少で日本の農業はどうなるか。農家はもちろん出荷や流通、販売や商品開発など危機と課題、また新たな潮流やアイデアを現場取材、農業のいまを報告する。