• 本

涙の音、聞こえたんですが

teens’ best selections 65

出版社名 ポプラ社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-591-17786-0
4-591-17786-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 197P 20cm

NetGalley 会員レビュー

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★5

ハッピーエンド好きな私のツボが押されまくり、嘉成晴香さんの著書の中で、間違いなく一番好きな作品です。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

美音は気付いてくれた。涙とは弱さではないことに。生きていくためだということに。そして、好きとは涙を超えたものだということに。そう思った時、私も涙を流していた。

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★5

自分の涙は自分で拭うしかない。でも、そばにいてくれた人の思いやりは、とんでもなく力強い応援団です。だから、今はまだ自分は弱くても、あなたの応援をしたい! 一緒にいたい!……そんなふうに思えた作品です。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

涙の音が聞こえてしまう美音は、人とつきあうのがわずらわしく、いつもひとり。あの日聞こえてきたのは、こっそり裏庭で泣いていた生徒会長の健先輩の涙の音。いつも笑顔で人気者の健先輩の弱みをにぎった美音は…。

出版社・メーカーコメント

音楽みたいに泣く人って、いる?涙の音が聞こえる一匹狼の女の子と、アイドル的存在の生徒会長。サイアクの出会いからはじまるピュアラブストーリー中1の美音は「涙の音が聞こえる」という特殊能力を持っている。それゆえに、人と関わるのがめんどうくさく、友達をつくらないでいる。ある日、ひっそりと美しい涙の音が聞こえた。それは、みんながあこがれる生徒会長の健先輩が、人目を避けて泣いている音だった。いつもと違う先輩の一面。弱みをにぎって、願いごとを聞いてもらおう。そんな打算的な気持ちから健先輩に近づいた美音だったが−−。美音と同じ能力を持ちながら性格が真逆の心優しきお兄ちゃん、美音が密かに尊敬しているクラスメイトの星良ちゃん、いつも泣いてばかりの一児のママ・千歌さん、健先輩の幼なじみの七海先輩など、二人をとりまく人々との関わり合いから、美音が少しずつ変わっていく姿を描く青春ラブストーリー。

著者紹介

嘉成 晴香 (カナリ ハルカ)  
1987年和歌山県生まれ。作家、詩人、日本語教師。中学3年生のとき、詩集『会いたくなったらいつでも会える』(文芸社)を刊行。朝日学生新聞社児童文学賞を受賞した『星空点呼 折りたたみ傘を探して』(朝日学生新聞社)を刊行し、第43回児童文芸新人賞を受賞。『人魚の夏』(あかね書房)で第69回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、第8回児童ペン賞少年小説賞を受賞。日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)