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ゾルゲ伝 スターリンのマスター・エージェント

新資料が語るゾルゲ事件 2

出版社名 みすず書房
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-622-09548-4
4-622-09548-3
税込価格 6,270円
頁数・縦 458,85P 20cm

商品内容

要旨

1941年夏。独ソ戦に乗じて日本はソ連を攻撃するのか。戦争の岐路、情報の最前線に立ちながら、彼は何に殉じたのか?歴史研究最深部発、稀有なスパイの人生。

目次

「教室から戦場へ」
革命家たちの中へ
「滅びた世紀の狂信的な有象無象たち」
上海での日々
満州事変
東京を考えたことはあるかい?
諜報網がつくられる
気がねなきオット一家
モスクワ一九三五年
花子とクラウゼン
モスクワの血の海
リュシコフ
ノモンハン
リッベントロップ‐モロトフ
シンガポールを攻撃せよ!
ワルシャワの屠殺者
バルバロッサが明確になる
「彼らは我らを信じてはくれなかった」
北進か南進か
限界点
「今まで出会った中で最も偉大な男」

著者紹介

マシューズ,オーウェン (マシューズ,オーウェン)   Matthews,Owen
祖父や大叔父がスターリンの粛清期を経験、また戦後冷戦期に恋愛を成就させた英国人の父とロシア人を母に、1971年ロンドンに生まれる。オックスフォード大学で近代史を学んだ後、ボスニアでジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせる。『モスクワ・タイムズ』『タイムズ』『スペクテイター』『インディペンデント』の各紙に寄稿している。1997年、『ニューズウィーク』誌のモスクワ特派員となり、第二次チェチェン紛争、アフガニスタン、イラク、東ウクライナの紛争を取材した。ロシア史に関する著者初の著書『スターリンの子供たち』(邦訳・白水社)は28か国語に翻訳され、「ガーディアン・ファースト・ブック」賞とフランスの「プリ・メディシス」の最終候補になった
鈴木 規夫 (スズキ ノリオ)  
1957年横浜市生まれ。愛知大学国際コミュニケーション学部教授。政治哲学・イスラーム研究。上智大学文学部仏文科卒後、中央大学大学院法学研究科(法学修士)、成蹊大学法学政治学研究科博士課程単位取得退学、論文博士(政治学)取得。シリア共和国国立アレッポ大学アラブ伝統科学歴史研究所、ロンドン大学バークベックコレッジ政治社会学科、エクサンプロヴァンス政治学院、復旦大学客員研究員、ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・コレッジ・ヴィジティング・フェロー等。現在NPO法人アジア・アフリカ研究所理事、南原繁研究会幹事、日本東アジア実学研究会副会長、国際儒学連合会(北京)理事など。尾崎=ゾルゲ研究会事務局長
加藤 哲郎 (カトウ テツロウ)  
1947年盛岡市生まれ。一橋大学名誉教授。政治学・現代史。東京大学法学部卒、博士(法学)。英エセックス大学、米スタンフォード大学、ハーバード大学、独ベルリン・フンボルト大学客員研究員、インド・デリー大学、メキシコ大学院大学客員教授、早稲田大学客員教授などを歴任。ネット上で「加藤哲郎のネチズン・カレッジ」を主宰。尾崎=ゾルゲ研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)