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室町幕府論

講談社学術文庫 2767

出版社名 講談社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-06-531934-5
4-06-531934-X
税込価格 1,331円
頁数・縦 319P 15cm

商品内容

要旨

かつて京都には百メートルを超える巨大な塔が建っていた。この「大塔」、そして眩く輝く金色の寺院、華やかな祭礼―首都京都の強大な経済力を背景に空前の「大規模造営」を為した室町幕府は、朝廷を凌ぐ威光を確立したのである。弱体政権論を覆し、足利政権が「権力」と「権威」を掌握してゆく過程を、絶頂の義満時代を軸に鋭い筆致で描き出す!

目次

第1章 天龍寺―足利尊氏・義詮の時代
第2章 相国寺―足利義満の時代1
第3章 相国寺大塔と北山第―足利義満の時代2
第4章 南北朝期の公武関係―研究史的考察
第5章 復興期の社会―足利義持の時代1
第6章 守護創建禅院―足利義持の時代2
おわりに 虚空を突く大塔

出版社・メーカーコメント

けっして脆弱な政権などではなかった! 朝廷を凌ぐ力を持ったその実像を、寺社仏閣や祭礼、京都という空間などの視点から読み解く!

著者紹介

早島 大祐 (ハヤシマ ダイスケ)  
1971年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学。博士(文学)。京都女子大学教授などを経て、関西学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)