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源氏物語の世界

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-10-603898-3
4-10-603898-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 221P 20cm

商品内容

要旨

華麗に花開く王朝文学の世界へ―稀代の作家が誘う名随筆。千年の昔、一人の女性の手で書かれた五十四帖の壮麗な物語。宮廷ゴシップ、恋愛模様、権力闘争―ほの暗い御簾の陰に潜む人間ドラマと、失意と孤独を抱えた作者・紫式部その人の内奥に、名うての読み巧者が光を当てる。『枕草子』など同時代の傑作も縦横に併せ論じ古典を読む悦びを語り尽くす、知的興奮に満ちた文学案内。

目次

1 紫式部と『源氏物語』
2 『源氏物語』の世界
3 『源氏物語』の女性像
4 『竹取物語』と幻想
5 王朝のエッセー
6 『狭衣物語』の再評価―二つの変奏曲
7 『堤中納言物語』
8 『今昔物語』―武士を頂点とする庶民の世界
9 『とはずがたり』による好色的恋愛論
10 平安朝の女流文学

出版社・メーカーコメント

華麗に花開く王朝文学の世界へ――稀代の作家が誘う名随筆。千年の昔、一人の女性の手で書かれた五十四帖の壮麗な物語。宮廷ゴシップ、恋愛模様、権力闘争――ほの暗い御簾の陰に潜む人間ドラマと、失意と孤独を抱えた作者・紫式部その人の内奥に、名うての読み巧者が光を当てる。『枕草子』など同時代の傑作も縦横に併せ論じ古典を読む悦びを語り尽くす、知的興奮に満ちた文学案内。

著者紹介

中村 真一郎 (ナカムラ シンイチロウ)  
1918(大正7)年、東京生まれ。東京大学仏文科卒。1942年、福永武彦らと新しい詩運動「マチネ・ポエティック」を結成。1947年『死の影の下に』で戦後文学の一翼を担う。「春」に始まる四部作『四季』『夏』(谷崎潤一郎賞)『秋』『冬』(日本文学大賞)、『頼山陽とその時代』(芸術選奨文部大臣賞)『蛎崎波響の生涯』(読売文学賞、日本芸術院賞)など多数の著書と訳詩書がある。1997年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)