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かっかどるどるどぅ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-309-03079-1
4-309-03079-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 223P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • かっかどるどるどぅ

    小劇場で質のいい濃密なお芝居を観ているような心地がした。こんなにもグイグイと人の気持ちを掘り進む物語にはじめて出会った。行き詰まった人生にも大きなおにぎりが光を灯してくれる。生きるってしんどいけれど、やっぱり生きててよかったと思える泣き笑いいっぱいのお話だった。芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」に続く、プロ小説家若竹千佐子の覚悟のこもった作品。

    (2023年5月29日)

商品内容

要旨

心もとない毎日を送る四人は、引きつけられるように古いアパートの一室を訪れるようになる。そこでは片倉吉野という不思議な女性が、訪れる人たちに食事をふるまっていた―。

出版社・メーカーコメント

68万部を突破し、全国に感涙を与えた文藝賞・芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』から6年。「みんなで生きる」をテーマに据えた著者の新境地!

著者紹介

若竹 千佐子 (ワカタケ チサコ)  
1954年、岩手県遠野市生まれ。岩手大学教育学部卒業。主婦業の傍ら、幼いころからの「作家になる」という夢を持ちつづけ、五十五歳で小説講座に通いはじめる。8年をかけて『おらおらでひとりいぐも』を執筆、2017年、河出書房新社主催の新人賞である文藝賞を史上最年長となる六十三歳で受賞しデビュー。翌2018年、同作で第一五八回芥川賞を受賞。沖田修一監督・田中裕子主演で映画化もされた。世界十か国超で翻訳されており、2022年、ドイツ語版Jeder geht f¨ur sich allein(ユルゲン・シュタルフ訳)が独の著名な文学賞であるリベラトゥール賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)