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見かえり峠の落日

春陽文庫 さ9−1

出版社名 春陽堂書店
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-394-90446-5
4-394-90446-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 315P 15cm

商品内容

要旨

時は嘉永、数多の伝説を生んだやくざ全盛時代は過ぎ、幕府の取締りが強化されていた頃。一人の渡世人が街道を西へ急いでいた。捕縛された国定忠次を江戸に護送する行列に目もくれず、上州下仁田へ急ぐ男の目指すものとは―表題作「見かえり峠の落日」のほか、三千両を盗んだとして突然襲ってきた六人の渡世人を一瞬で倒した無表情の男―第六十五回直木賞候補作になった「中山峠に地獄をみた」など、寡黙で孤独な渡世人たちそれぞれの生き様を描き、後の大ヒットシリーズ『木枯し紋次郎』に繋がる笹沢“新・股旅ワールド”五作品を収録!

著者紹介

笹沢 左保 (ササザワ サホ)  
昭和5年(1930年)神奈川県横浜市に生まれる。子どもの頃より探偵小説を愛読する。昭和27年(1952年)郵政省簡易保険局に勤務する。初長編『招かれざる客』が江戸川乱歩賞次席になり、本格的な小説家デビューを果たす。昭和36年(1961年)、『人喰い』で第十四回日本探偵作家クラブ賞を受賞。昭和45年(1970年)『見かえり峠の落日』で時代小説に進出。翌年、「木枯らし紋次郎」シリーズがテレビドラマ化され、一大ブームを巻き起こす。推理小説、時代小説の両方で活躍する。平成14年(2002年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)