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負債と信用の人類学 人間経済の現在

出版社名 以文社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-7531-0376-8
4-7531-0376-5
税込価格 4,620円
頁数・縦 386P 22cm

商品内容

要旨

デヴィッド・グレーバー『負債論』の“衝撃”とその“深化”。他者を信じ、他者に負う「人間経済」探究の試み。

目次

第1部(信用、負債、返済
商業経済と絡まり合う人間経済のありか―ラオスのコーヒー産地における農家による金貸しからの逃避をめぐって
時間を与えあう―商業経済と人間経済の連環を築く「負債」をめぐって
暴力の貸しを取り返しに行く―東アフリカ牧畜社会における復讐/感染/代替の論理
負債と労働の関係―グレーバーの『負債論』と『ブルシット・ジョブ』をつなぐもの)
第2部(負債と約束―戦前大阪の都市下層社会における貸し借りの論理からみる
世界を生み出すのは価値である
負債、暴力、非人格的市場―ポランニー的省察
デヴィッド・グレーバーと不平等世界の人類学)
第3部(『負債と信用の人類学』座談会)

著者紹介

佐久間 寛 (サクマ ユタカ)  
明治大学政治経済学部准教授、専攻は文化人類学、アフリカ地域研究
箕曲 在弘 (ミノオ アリヒロ)  
早稲田大学文学学術院教授、専攻は文化人類学、東南アジア地域研究
小川 さやか (オガワ サヤカ)  
立命館大学先端総合学術研究科教授、専攻はアフリカ地域研究、文化人類学
佐川 徹 (サガワ トオル)  
慶應義塾大学文学部准教授、専攻はアフリカ地域研究、文化人類学
松村 圭一郎 (マツムラ ケイイチロウ)  
岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『うしろめたさの人類学』(ミシマ社、2017年、第72回毎日出版文化賞特別賞)など
酒井 隆史 (サカイ タカシ)  
大阪公立大学教員、社会思想史、都市社会論
グレーバー,デヴィッド (グレーバー,デヴィッド)   Graeber,David
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授。2020年逝去
ハート,キース (ハート,キース)   Hart,Keith
ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ名誉教授。専門は経済人類学
田口 陽子 (タグチ ヨウコ)  
叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部准教授。専門は文化人類学
林 愛美 (ハヤシ マナミ)  
日本学術振興会/大阪公立大学特別研究員CPD。専攻はアフリカ地域研究、ジェンダー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)