CFO思考 日本企業最大の「欠落」とその処方箋
出版社名 | ダイヤモンド社 |
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出版年月 | 2023年6月 |
ISBNコード |
978-4-478-11804-7
(4-478-11804-3) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 349P 19cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 「CFO(最高財務責任者)」という言葉は国内でも定着した一方、その役割への理解は進んでいると言えるだろうか。CFOは、日本では「経理・財務担当役員」と同等に思われがちだが、本来は企業の「顔役」として投資家や株主への対応を行うのみならず、経営戦略やサステナビリティ、IT等にも責任を持つという。本書は、本来のCFOが果たすべき役割や仕事内容を解説。経理・財務担当役員に多い「企業価値保全」を第一義にすべきと考える「金庫番思考」に対し、「冷徹な計算と非合理なまでの熱意を併せ持ち、企業成長のエンジンとなるべき」という考えを「CFO思考」と呼び、著者自身の経験を示しつつ実践方法や心構えを説いている。また、企業のアニマルスピリッツを活性化させる議論を、CFOが中心となって行うべきだとし、例えば、企業がどれだけリスクに「飢えて」いるかを示す「リスクアペタイト」の概念について、一般企業の戦略の議論にも生かせるという考えを示す。著者はニコン取締役専務執行役員CFO。慶應義塾大学卒業。ペンシルベニア大学経営大学院AMPOB修了。三菱UFJフィナンシャル・グループCFO、米国ユニオンバンク取締役を経て現職。日本IR協議会元理事。ペンネーム「北村慶」名義で執筆活動も行ってきた。本書は本名での初の著作。 |
商品内容
要旨 |
本書では、従来の日本の経理・財務担当役員に多く見られる「CFOは企業価値保全を第一義にすべきだ」という考え方を「金庫番思考」、「CFOは冷徹な計算と非合理的なまでの熱意を併せ持ち、企業成長のエンジンとなるべきだ」という考え方を「CFO思考」と呼びます。「『CFO思考』こそが、企業のパーパス(存在意義・目的)を実現させる」。これが本書の結論です。 |
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目次 |
第1章 CFOは誰と向き合い、何を動かす存在なのか(「君のオフィスの設定温度は何度だ?」 |
出版社・メーカーコメント
CFOが「金庫番」をしている企業に成長はない。4年連続「ベストCFO」を受賞した著者が、日本企業の長期に渡る業績低迷からの打開策を提言。社外からリスクマネーを引っ張り、社内には投資家の期待を伝える「顔役」こそがCFO本来の役割であり、日本再興の鍵である。これからの資本主義の教科書。