小説の未来
講談社文芸文庫 かP7
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2023年6月 |
ISBNコード |
978-4-06-531960-4
(4-06-531960-9) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 443P 16cm |
商品内容
要旨 |
一九九〇年代以降、大江健三郎、高橋源一郎、阿部和重らが目指し達成したものとは?金井美恵子、吉本ばなな、川上弘美らが捉えていた、より繊細な感情はどのように描かれたのか?―同時代の小説家による作品の意義と新しさと面白さを徹底的に読み解き、はじめて現代文学にふれる読者に向け、深く強く、そしてわかりやすく示す、本格的で斬新な文芸評論集。第七回桑原武夫学芸賞受賞。 |
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目次 |
1 「両村上」の時代の終わり(行く者と行かれる者の連帯―村上春樹『スプートニクの恋人』 |
出版社・メーカーコメント
村上春樹『スプートニクの恋人』、村上龍『希望の国のエクソダス』、川上弘美『センセイの鞄』、大江健三郎『取り替え子』、高橋源一郎『日本文学盛衰史』、阿部和重『ニッポニアニッポン』、町田康『くっすん大黒』、金井美恵子『噂の娘』、吉本ばなな『アムリタ』など、1990年代の日本文学を深く読み込んでその本質を読解したうえで、現代文学に初めて接する若者の読者に紹介できるレベルまでやさしく丁寧に伝えようとして書かれた、実験的でありつつも実践的な文芸批評の傑作。