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ウクライナ戦争の軍事分析

新潮新書 1000

出版社名 新潮社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-10-611000-9
4-10-611000-8
税込価格 902円
頁数・縦 230P 18cm

商品内容

要旨

二〇二二年二月、ロシアは空と陸から一斉にウクライナへの侵攻を開始した。双方の軍事力を比べれば短期で決着という予想に反し、ウクライナが猛反撃。泥濘の中、狙い撃ちされる戦車の列、首都にとどまる大統領と国民の高い士気―ミサイルにドローン、圧倒的な火力で迫るロシア軍に対し、欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍との攻防は一進一退。長期化の様相を見せるなか、現代史研究の第一人者が鋭く読み解く。

目次

第1章 「プーチンの戦争」が始まった(挫折した空挺進攻
「私は首都にふみとどまる」
泥将軍と渋滞の車列
首都正面から退散したロシア軍)
第2章 前史―九世紀から二一世紀まで(冷戦終結とソ連解体のサプライズ
クリミア併合の早業
ドンバス戦争の八年
プーチン対バイデン
ロシア軍の組織と敗因
BTGとハイブリッド戦略)
第3章 東部・南部ウクライナの争奪(ドンバスへの転進
ドネツ川岸の戦い
南部戦線の攻防
ウ軍反転攻勢の勝利
ロシアの四州併合と追加動員
ヘルソン撤退と「戦略爆撃」)
第4章 ウクライナ戦争の諸相(航空戦と空挺
海上戦
「丸見え」の情報戦
兵器と技術(上)―戦車と重砲
兵器と技術(下)―ミサイルと無人機
ウクライナ援助の波
制裁と戦争犯罪と避難民)
第5章 最近の戦局と展望(膠着した塹壕戦の春
今後の戦局とシナリオ
平和への道程は)

出版社・メーカーコメント

二〇二二年二月、ロシアは空と陸から一斉にウクライナへの侵攻を開始した。双方の軍事力を比べれば短期で決着という予想に反し、ウクライナが猛反攻。泥濘の中、狙い撃ちされる戦車の列、首都にとどまる大統領と前線の高い士気−−ミサイルにドローン、圧倒的な火力で迫るロシア軍に対し、欧米の軍事支援を受けるウクライナ軍との攻防は一進一退。長期化の様相を見せるなか、現代史研究の第一人者が鋭く読み解く。

著者紹介

秦 郁彦 (ハタ イクヒコ)  
1932(昭和7)年山口県生まれ。現代史家。第二次大戦を中心とする日本軍事史が専門。東京大学法学部卒。防衛大学校、プリンストン大学、拓殖大学、千葉大学、日本大学などで教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)