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朝鮮半島の歴史 政争と外患の六百年

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2023年6月
ISBNコード 978-4-10-603900-3
4-10-603900-1
税込価格 1,925円
頁数・縦 293P 20cm

商品内容

文学賞情報

2023年 第45回 サントリー学芸賞・思想・歴史部門受賞

要旨

ソウルの独立門は、日本ではなく清からの独立を意味して建てられた―そんな基本的な事実すら日本や韓国で知られていないのはなぜか。気鋭の研究者が、朝鮮王朝の建国から南北分断に至る長い道のりを、国内の政治闘争と周辺国のパワーバランスに着目して描き、朝鮮特有の政治力学の因果を浮き彫りにする決定的な通史。

目次

第1章 朝鮮王朝の建国(王氏から李氏への易姓革命
支配基盤の整備
揺らぐ王権
熾烈な派閥争い)
第2章 華夷秩序の崩壊と朝鮮の危機(日本の侵略
迫りくる女真族の脅威
清の侵略と朝鮮の属国化)
第3章 終わりなき政争と沈みゆく王朝(蕩平策の功罪
勢道政治と相次ぐ民乱
大院君と閔氏の争い
朝鮮を開いた日本の挑発と清の勧告)
第4章 清・日本・ロシアの狭間で(親日と親露の角逐
大韓帝国の成立
日本による韓国併合
抗日独立運動の諸相)
第5章 朝鮮半島の分断(戦後の主導権争い
遠のく独立
国家樹立の理想と現実
朝鮮戦争の帰結)

出版社・メーカーコメント

韓流ドラマでは分からない「歴史の深層」を解き明かす! ソウルの独立門は、日本ではなく清からの独立を意味して建てられた−−そんな基本的な事実すら日本や韓国で知られていないのはなぜか。気鋭の研究者が、朝鮮王朝の建国から南北分断に至る長い道のりを、国内の政治闘争と周辺国のパワーバランスに着目して描き、朝鮮特有の政治力学の因果を浮き彫りにする決定的な通史。

著者紹介

新城 道彦 (シンジョウ ミチヒコ)  
1978年、愛知県生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程単位取得退学。博士(比較社会文化)。長崎県立大学非常勤講師、九州大学韓国研究センター助教、新潟大学大学院現代社会文化研究科助教などを経て、フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻は東アジア近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)