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放蕩の果て 自叙伝的批評集

出版社名 草思社
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-7942-2661-7
4-7942-2661-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 443P 20cm

商品内容

要旨

食って飲んで酔っ払い、月に三百枚もの原稿を書いた著者は、病に蝕まれ、食べられなくなり、ついに言葉も遠ざかってしまった―。真実の文章を書くことに対して、前向きに、単純に生きるために書かれた、復活への祈りの書。

目次

第1部 放蕩の果て(私の独学ことはじめ
江藤淳氏の死に際して痛切に感じたこと
妖刀の行方―江藤淳
食うことと書くこと
絵画と言葉 ほか)
第2部 思惟の畔にて(『鎖国』和辻哲郎
『開国』丸山眞男
『私の心の遍歴』清水幾太郎
『総統いまだ死せず』福田恆存
『文化防衛論』三島由紀夫 ほか)

出版社・メーカーコメント

世に送り出してくれた師、厚い庇護を与えてくれた父、そして酒を呑み励まし合った友を亡くした著者は、病に蝕まれ、食べられなくなり、ついに言葉からも見放されてしまったーー。真実の文章を書くことに対して、前向きに、単純に生きるために書かれた、復活への祈りとしての批評家・福田和也による自叙伝的批評集。

著者紹介

福田 和也 (フクダ カズヤ)  
1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。著書に『日本の家郷』(三島由紀夫賞)、『甘美な人生』(平林たい子文学賞)、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』(山本七平賞)、『悪女の美食術』(講談社エッセイ賞)、『福田和也コレクション1 本を読む、乱世を生きる』、『世界大富豪列伝 19‐20世紀篇』、『世界大富豪列伝 20‐21世紀篇』、『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)