• 本

梅雨物語

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-04-112508-3
4-04-112508-1
税込価格 2,145円
頁数・縦 322P 20cm

商品内容

要旨

『皐月闇』―命を絶った青年が残した一冊の句集。そこに記された十三句を解釈していくほどに、隠された秘密が浮かび上がる。『ぼくとう奇譚』―奇妙な花魁たちと遊ぶ夢を見る男。その謎を解かなければ命が危ないという。やがて夢の中の様子も陰惨さを極めていき…。『くさびら』―リング状の模様を描いて、キノコが家を埋め尽くしていく。怪現象に何らかの意思を感じた男は、呪法の儀式を行おうとする。

出版社・メーカーコメント

貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。あなたの罪が、あなたを殺す。元・俳句部の顧問教師・作田への、かつての教え子の依頼。それは兄が遺した句集に込められたメッセージの解読だった。俳句を一つ一つ解読していくうち、戦慄の物語が紐解かれる(「皐月闇」)。三編収録の連作集。

著者紹介

貴志 祐介 (キシ ユウスケ)  
1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年、『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、同書は130万部を超えるベストセラーとなる。2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)