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ソース焼きそばの謎

ハヤカワ新書 006

出版社名 早川書房
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-15-340006-1
4-15-340006-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 302P 18cm

商品内容

要旨

夏祭りの屋台で食べるあの味。バーベキューの締めの定番。カップ麺でも人気者…様々な形で親しまれるソース焼きそばだが、その起源は謎に包まれている。戦後の大阪発祥という通説は、果たして真実なのか?なぜ、醤油ではなくソースで炒めたのか?焼うどんとの関係は?明治時代や大正時代の史料を繙き、土地土地の味を食して聞き取りを重ねるうち、日本の近代化と絡み合う意外な来歴が浮かび上がる。特濃の歴史ミステリをご賞味あれ!全国60超のソース焼きそばをカラー写真で収録。

目次

プロローグ 昭和一一年の焼きそばマニュアル
第1章 ソース焼きそばの源流へ(謎の多いソース焼きそばの起源
近代食文化研究会『お好み焼きの物語』
戦前から続く浅草の老舗焼きそば、三軒)
第2章 ソース焼きそばの発祥に迫る(大正七年のソース焼きそば思考実験
明治四〇年の小麦粉事情
昭和一〇年前後のソース焼きそば)
第3章 戦後ヤミ市のソース焼きそば(ヤミ市のたいへんな人気者
昭和二〇年代の小麦粉事情
戦前からの微妙な変化)
第4章 全国に拡散するソースの香り(戦前の関西のソース焼きそば事情
全国の老舗焼きそば店・お好み焼き店(前篇)
鉄板台の上のホルモンとうどんの偶然の出会い
全国の老舗焼きそば店・お好み焼き店(後篇)
ソース廃きそばはいかにして広まったか)

出版社・メーカーコメント

なぜ醤油ではなくソースだったのか? 発祥はいつどこで? 謎を解くカギは「関税自主権」と「東武鉄道」にあった! 全国1000軒以上の焼きそばを食べ歩いてきた男が、多数の史料・取材と無限の焼きそば愛でソース焼きそばのルーツに迫る興奮の歴史ミステリー

著者紹介

塩崎 省吾 (シオザキ ショウゴ)  
1970年生まれ。静岡県出身。ブログ「焼きそば名店探訪録」管理人。国内外1000軒以上の焼きそばを食べ歩く。テレビ、ラジオなどメディア出演多数。本業はITエンジニア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)