日本の鍛冶の技術論
出版社名 | アグネ技術センター |
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出版年月 | 2023年7月 |
ISBNコード |
978-4-86707-013-0
(4-86707-013-0) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 277P 21cm |
商品内容
要旨 |
日本の鍛冶の特徴は、たたら製鉄で造った鋼塊(〓)を錬ることにある。これを鍛錬という。鋼塊を潰し、積み重ねて藁灰と泥を塗し、真赤に加熱して打つと互いに面が溶接する。これを延して折り曲げ溶接する。刃物は4、5回鍛錬する。なぜこのように簡単に鍛接面を溶接できるのか。計測器もない1500年も前の時代に何を指標にして鍛接作業を行ったのだろうか。その指標は、炎の中に生じる白い火花「沸き花」である。沸き花は鉄が溶けた証拠である。鋼片の再溶解や銑鉄(銑)の溶解時にも発生する。鍛錬した鋼は錆び難く、刃物の地肌に模様を生み出す。永田たたらで造った〓から切出しナイフや包丁を作ってみませんか。本書はその指南書です。 |
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目次 |
第1章 鍛冶体験と道具 |