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「ひきこもり」の30年を振り返る

岩波ブックレット No.1081

出版社名 岩波書店
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-00-271081-5
4-00-271081-5
税込価格 792円
頁数・縦 89,5P 21cm

商品内容

要旨

当初、「病理的な登校拒否の長期化」や「非社会的な若者」として取り上げられた「ひきこもり」の概念は、社会的認識、当事者像、医療的アプローチ、いずれも大きく変遷を遂げ、現在も変わり続けている。当事者・臨床家・研究者の3人がこの30年間を振り返り、いかなる支援と対応が望ましいのか、「ひきこもり」が何を世に投じているのかを論じる。

目次

第1章 「ひきこもり」の三〇年を振り返る(「ひきこもり」史を振り返る
「ひきこもり」の問題設定を捉えなおす
精神医療からみた「ひきこもり」史)
第2章 「ひきこもり」の捉えなおしと未来(「ひきこもり」とはだれか
なんのための支援か
語ることと聴くこと
親子の葛藤
「ひきこもり」と地域
「ひきこもり」という看板の悩ましさ)

出版社・メーカーコメント

当初、「病理的な登校拒否の長期化」や「非社会的な若者」として取り上げられた「ひきこもり」の概念は、社会的認識、当事者像、医療的アプローチ、いずれも大きく変遷を遂げ、現在も変わり続けている。当事者・臨床家・研究者の3人がこの30年間を振り返り、いかなる支援と対応が望ましいのか、「ひきこもり」が何を世に投じているのかを論じる。

著者紹介

石川 良子 (イシカワ リョウコ)  
松山大学人文学部教授。専攻は社会学・ライフストーリー研究
林 恭子 (ハヤシ キョウコ)  
10代で不登校、その後断続的に30代までひきこもる。一般社団法人ひきこもりUX会議代表理事。東京都ひきこもりに係る支援協議会委員等
斎藤 環 (サイトウ タマキ)  
精神科医。筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表。専門は思春期・青年期の精神病理学。「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)