• 本

観光が世界をつくる メディア・身体・リアリティの観光社会学

出版社名 明石書店
出版年月 2023年7月
ISBNコード 978-4-7503-5618-1
4-7503-5618-2
税込価格 2,860円
頁数・縦 291P 19cm

商品内容

目次

第1章 伝わらないことの快楽―映画『ロスト・イン・トランスレーション』から観光経験について考える
第2章 観光の加速主義・宣言―あるいは逃走のマジカル・ミステリー・ツアー
第3章 スードウ・エンドの観光社会学―「一九八三年のエドガー」から考える
第4章 ウォルトがディズニーランドからいなくなる日―融解・流動化するTDRのテーマ性
第5章 旅先の「相乗り」とコミューン・ツーリズムの両義性―恋愛観察バラエティ『あいのり』に見る旅先の共同性から
第6章 イメージどおりを確認されること/演じること―浦和レッズサポーターによるアウェイ観戦旅行へのまなざし
第7章 「港町横浜」の観光的リアリティ―アニメ映画『コクリコ坂から』を通じて
第8章 『めがね』を通して旅を見る―「自由」と「たそがれる」にピントを合わせて
第9章 困難な観光―モビリティに課せられた「複数的現実」と「他者性」について
第10章 リゾート法がもたらしたもの―雑誌『公害研究』掲載の論考から
第11章 観光の「ユートピア」、観光の「ヘテロトピア」―メディアと観光の連関に見る現代社会の見当識(の可能性)
第12章 『ゴールデンカムイ』とアイヌ観光―北海道平取町二風谷の事例から
第13章 トラベル・ライティングが生み出す観光的想像力―ウィルフレッド・セシガーが描き出す観光的リアリティのコネクティビティ
第14章 映画の偶景/偶景の映画―『インド夜想曲』におけるガイドブック表象を手がかりに
第15章 パリの墓地を歩く―幾重もの疑似イベントをめぐる観光社会学

著者紹介

須藤 廣 (スドウ ヒロシ)  
日本大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得満期退学。北九州市立大学名誉教授。専門は観光社会学、文化社会学など
遠藤 英樹 (エンドウ ヒデキ)  
関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(観光学):立教大学。立命館大学文学部地域研究学域教授。専門は観光社会学、現代文化論、社会学理論など
山口 誠 (ヤマグチ マコト)  
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会情報学)。獨協大学外国語学部教授。専門は観光研究、メディア研究、歴史社会学
松本 健太郎 (マツモト ケンタロウ)  
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間環境学)。二松学舎大学文学部・大学院国際日本学研究科教授。専門は映像記号論、デジタルメディア論、観光コミュニケーション論
神田 孝治 (カンダ コウジ)  
大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(文学)。立命館大学文学部教授。専門は文化地理学、観光学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)