未来を語る人
インターナショナル新書 127
出版社名 | 集英社インターナショナル |
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出版年月 | 2023年8月 |
ISBNコード |
978-4-7976-8127-7
(4-7976-8127-6) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 220P 18cm |
商品内容
要旨 |
これから世界はどうなる?地球温暖化、パンデミック、国際紛争、そして格差拡大…。世界を次々と覆う難題を、従来の資本主義は解決できるのか。人類の未来を救うのは、資本主義の大改革か、新たなコミュニズムか。世界の知性の頂点に立つジャレド・ダイアモンドをはじめ、ブランコ・ミラノヴィッチ、ミノーシュ・シャフィク、ジェイソン・W・ムーアなど、いま、世界で最も注目される学者8人に、資本主義のゆくえ、世界の在り方、日本の進路について訊いた。 |
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目次 |
第1章 ジャレド・ダイアモンド「いま人類が直面する、最大の危機」 |
出版社・メーカーコメント
これからの世界はどうなる?地球温暖化、パンデミック、国際紛争、格差拡大……。世界を次々と覆う難題を、従来の資本主義は解決できるのか。人類の未来を救うのは、資本主義の大変革か、新たなコミュニズムか。世界の知性の頂点に立つジャレド・ダイアモンドをはじめ、ブランコ・ミラノヴィッチ、ミノーシュ・シャフィク、ジェイソン・W・ムーアなど、いま、世界で最も注目されている学者8人に、資本主義の行方、世界の在り方、日本の進路について訊いた。◆ 「いま人類が直面する、最大の危機」 ジャレド・ダイアモンド危機への対応はフィンランドに見習うべき/アメリカ国内の二極化で、民主主義は崩壊するかもしれない/理想の例は、日本の明治維新◆ 「二つの資本主義が世界を覆う」 ブランコ・ミラノヴィッチ不平等を永続化させないために/「釣り合った結婚」が、不平等を拡大している?/アメリカと中国が向かう先◆ 「世界中の人をドーナツの中に入れる」 ケイト・レイワース自然科学が経済学に投げかけた課題/エネルギーを経済的思考の中心に据える/ティッピングポイントから離れる◆ 「倫理と経済、どちらが先か?」 トーマス・セドラチェクパンデミックによって、地球は新しい文明の段階に進んだ/ジョン・レノンの理想と、経済学者のアイデア/豊かな日本人が、なぜこんなに働くのか?◆ 「資本主義を再構築する」 レベッカ・ヘンダーソン「金融の回路を見直す」とは?/パンデミックが残した傷跡、パンデミックから得た教訓◆ 「社会契約をつくり直す」 ミノーシュ・シャフィク日本が悲惨な未来を迎えないためにやるべきこと/公平な社会をつくるのに、有効な税金とは?/社会を刷新するタイミングが訪れる/未来の世代の声を訊くシステム◆ 「資本主義は『脱物質化』する」 アンドリュー・マカフィー「脱物質化」とは?/テクノロジーの進歩は、加速していく/人類が豊かになるための、四つの要素◆ 「生命の網のなかの資本主義」 ジェイソン・W・ムーアなぜ今、マルクスに回帰するのか?/資本主義と農業の密接な関係/問題は「安価なゴミの終わり」