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サルデーニャの蜜蜂

小学館文庫 う13−4

出版社名 小学館
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-09-407278-5
4-09-407278-0
税込価格 737円
頁数・縦 281P 15cm

商品内容

要旨

「不思議な旅だった。あれから、どのくらい経っただろう」イタリアの日常に内在する人間ドラマを描く傑作随筆集。古代ローマから続く養蜂家一族の知られざる生活を描く表題作をはじめ、本祭りでにぎわう山の小村で出会った老婦人の過去に想いを馳せる「壁の中の海」、ミラノの富裕族夫妻の暮らしと屋敷での驚くべき光景を描く「迷える庭園美術館」、山頂の孤高の一軒家に住む一家とのふれあいを描く「満月に照らされて」、ルネサンスの時代から続く港町で、ペスト感染との闘いに想いを巡らす「リヴォルノの幻」など全十五編。

目次

壁の中の海
辛い味
私の宝石
地響き
傷の記憶
建築家のカーディガン
迷える庭園美術館
口紅
サルデーニャの蜜蜂
満月に照らされて
波酔い
麝香
寡婦
聖なる人
リヴォルノの幻

出版社・メーカーコメント

苦くて甘い素顔のイタリアへいざなう一冊  NHKラジオ深夜便、日経新聞ほかで絶賛の作品がついに文庫化! イタリア往還40年余の著者が描く心揺さぶる傑作エッセイ集。

著者紹介

内田 洋子 (ウチダ ヨウコ)  
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノアソシエイツ代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』で日本エッセイスト・クラブ賞、講談社エッセイ賞を受賞。19年ウンベルト・アニエッリ記念最優秀ジャーナリスト賞、20年金の籠賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)