• 本

むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。

出版社名 双葉社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-575-24656-8
4-575-24656-5
税込価格 1,595円
頁数・縦 293P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。

    さらなるパワーアップの最新刊。待望のシリーズ第三弾は「こぶとりじいさん」「耳なし芳一」「舌切り雀」などをモチーフにした連作短編。青柳作品の真骨頂は、みごとな伏線の散りばめと一気の回収というまさに謎解きの妙にある。青柳シェフが昔話という誰もが知る極上の素材を、奇想天外なミステリに生まれかわらせてしまうという感じ。不思議のうちにのめり込んでしまう。「おどろきの最終巻‼︎」とあるが、さらなるビックリの構想があるやにも思える。

    (2023年9月21日)

商品内容

要旨

こぶとりじいさんのこぶが…おお?耳なし芳一って…よくがんばった!金太郎に隠された謎…なるほど!斬新なアイデアで、昔ばなしを塗り替える!シリーズ史上、最大マックスな謎解き。

出版社・メーカーコメント

一世を風靡したといっても過言ではない、日本の昔ばなしをミステリーで読み解いた『むか死』シリーズの最新刊にして最終巻。あっと驚くミステリーのもとになった昔ばなしは「こぶとりじいさん」「耳なし芳一」「舌切り雀」「三年寝太郎」そして「金太郎」――いずれも趣向に富んだ、これまでの作品に勝るとも劣らない作品集。

著者紹介

青柳 碧人 (アオヤギ アイト)  
1980年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回「講談社Birth」小説部門を受賞してデビュー。19年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』は多くの年間ミステリーランキングに入り、本屋大賞にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)