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伊藤野枝セレクション

平凡社ライブラリー 951

出版社名 平凡社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-582-76951-7
4-582-76951-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 382P 16cm

商品内容

要旨

女性活動家・アナキストとして活動した伊藤野枝。明治から大正期の旧い習慣、偏見があるがゆえの社会のさまざまな問題に真正面から向き合い、ひとりの人間としての生き方を懸命に考え、訴え続けた。非業の死から百年の時が経過した今もなお、彼女が残した言葉は輝きを放つ。「自己を生かすことで得る幸福が本当の幸福である」生きるための大切な何かがきっともらえるはずだ。

目次

青鞜社時代篇(東の渚
新らしき女の道
わがまま
出奔
『婦人解放の悲劇』について ほか)
アナキスト時代篇(乞食の名誉
階級的反感
書簡 後藤新平宛(一九一八年三月九日)
喰い物にされる女
白痴の母 ほか)

出版社・メーカーコメント

女性活動家・アナキストの伊藤野枝の傑作集。封建的な社会への怒り、夫・大杉栄との愛が伝わる評論など、野枝の魅力が詰まった1冊!

著者紹介

伊藤 野枝 (イトウ ノエ)  
1895年福岡県生まれ。婦人運動家、アナキスト。上野高等女学校を卒業後、辻潤と結婚。1915年より『青鞜』の事実上の責任者となり、女性解放運動に参加。大杉栄と出逢ったことを受け、アナキスト活動に傾注。エマ・ゴールドマンの著作の翻訳なども手掛ける。1923年9月1日の関東大震災に際し、大杉栄、甥の橘宗一とともに虐殺された。享年28
栗原 康 (クリハラ ヤスシ)  
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)