• 本

昭和街場のはやり歌 戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと

出版社名 彩流社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-7791-2920-9
4-7791-2920-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 285P 21cm
シリーズ名 昭和街場のはやり歌

商品内容

要旨

「はやり歌」から、明日の日本の姿が見えてくる…。歌とともに時代を共有した「団塊」といわれるベビーブーマー世代が、エピソードを交え描く歌謡社会文化論!

目次

1 希求と喪失の章(GHQと炭坑節が戦後日本をつくった!?―「炭坑節」(歌・赤坂小梅ほか)
地上の“鉄道員”と地底の炭坑夫への挽歌―「テネシーワルツ」(歌・江利チエミ) ほか)
2 異議と蹉跌の章(六〇年安保闘士と越山会の女王の“異床同歌”とは―「アカシアの雨がやむとき」(歌・西田佐知子)
「檻の中」生まれの唄は、なぜまんまとシャバへ出ることに成功したのか―「夢は夜ひらく」(歌・園まり)「圭子の夢は夜ひらく」(歌・藤圭子) ほか)
3 祈念と失意の章(“昭和の歌姫”がうたい遺した鎮魂の反戦歌―「一本の鉛筆」(歌・美空ひばり)
“分断のシンボル歌”が今もうたい継がれる不幸―「イムジン河」(歌・ザ・フォーク・クルセダーズ) ほか)
4 災厄と予兆の章(「東京音頭」は四度死ぬ!?―「丸の内音頭」(歌・小唄勝太郎/三島一声)
“歌謡遺産転がし”による「国民総踊り計画」はなぜ失敗したか―「東京五輪音頭」(歌・三波春夫)「東京五輪音頭2020」(歌・石川さゆり、加山雄三、竹原ピストル) ほか)

著者紹介

前田 和男 (マエダ カズオ)  
1947年東京生まれ。東京大学農学部卒、日本読書新聞編集部勤務を経て、ノンフィクション作家、翻訳家、編集者、路上観察学会事務局。『のんびる』(パルシステム生協連合会)編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)