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新古事記 an impossible story

出版社名 講談社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-06-532683-1
4-06-532683-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 349P 20cm

商品内容

要旨

“われは死なり世界の破壊者となれり”オッペンハイマー、ノイマン、ボーア、フェルミ、若手のファインマン…。太平洋戦争の最中、世界と隔絶したニューメキシコの大地に錚々たる科学者たちが続々と集まってくる。日系三世のアデラは両親にも物理学者の夫のおおよその仕事の内容さえ教えられず、住所を知らせることができない。秘密裏に進む夫たちの原爆開発、施設内の犬と人間の出産ラッシュ。それと知らず家事と子育てに明け暮れる学者の妻たちの平穏な日々。原爆開発の地に流れる密やかな平和な時間。

出版社・メーカーコメント

第二次大戦日米開戦後のアメリカ。オッペンハイマー、ノイマン、ボーア、フェルミ、若手のファインマン……。太平洋戦争の最中、世界と隔絶したニューメキシコの大地に錚々たる科学者たちが続々と集まってくる。咸臨丸の船員だった日本人の血を受け継ぐ日系三世のアデラは両親にさえ物理学者の夫の仕事の内容を教えられず、住所を知らせることもできない。秘密裏に進む夫たちの原爆開発、施設内の犬と人間の出産ラッシュ。それと知らず家事と子育てに明け暮れる学者の妻たちの平穏な日々。

著者紹介

村田 喜代子 (ムラタ キヨコ)  
1945年、福岡県北九州市生まれ。1987年、「鍋の中」で第九七回芥川賞を受賞。1990年、『白い山』で女流文学賞、1997年、『蟹女』で紫式部文学賞、1998年、「望潮」で川端康成文学賞、1999年、『龍秘御天歌』で芸術選奨文部大臣賞、2010年、『故郷のわが家』で野間文芸賞、2014年、『ゆうじょこう』で読売文学賞、2019年、『飛族』で谷崎潤一郎賞、2021年、『姉の島』で泉鏡花文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)