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足利将軍たちの戦国乱世 応仁の乱後、七代の奮闘

中公新書 2767

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-12-102767-2
4-12-102767-1
税込価格 924円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

足利将軍家を支える重臣たちの争いに端を発した応仁の乱。その終結後、将軍家は弱体化し、群雄割拠の戦国時代に突入する。だが、幕府はすぐに滅亡したわけではない。九代義尚から十五代義昭まで、将軍は百年にわたり権威を保持し、影響力を行使したが、その理由は何か―。歴代将軍の生涯と事績を丹念にたどり、各地の戦国大名との関係を解明。「無力」「傀儡」というイメージを裏切る、将軍たちの生き残りをかけた戦いを描く。

目次

序章 戦国時代以前の将軍たち
第1章 明応の政変までの道のり―九代将軍義尚と一〇代将軍義稙
第2章 「二人の将軍」の争い―義稙と一一代将軍義澄
第3章 勝てずとも負けない将軍―一二代将軍義晴
第4章 大樹ご生害す―一三代将軍義輝
第5章 信長を封じこめよ―一五代将軍義昭
終章 なぜすぐに滅びなかったのか

出版社・メーカーコメント

応仁の乱後、弱体化した室町幕府。将軍は無力だったと言われるが本当か。九代義尚から十五代義昭まで七人のしたたかな戦いを描く。

著者紹介

山田 康弘 (ヤマダ ヤスヒロ)  
1966年(昭和41年)、群馬県に生まれる。学習院大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科博士後期課程を修了し、博士(史学)を取得。現在、東京大学史料編纂所学術専門職員。専門分野は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)