索引 〜の歴史 書物史を変えた大発明
出版社名 | 光文社 |
---|---|
出版年月 | 2023年8月 |
ISBNコード |
978-4-334-10031-5
(4-334-10031-7) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 429P 22cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 専門書はもとより、一般書でも長大で学術的要素が強い書籍の巻末には「索引」が付けられていることが多い。長らく、書籍からすばやく知りたいことを知るのに役立ってきた索引だが、現代ではデジタルな検索機能に役割を譲っているようにも思える。それでも索引は消えていない。どんな歴史的経緯があるのか。ニューヨーカー、タイム、ワシントン・ポストなどで2022年に「ベスト・ブックス」に選ばれた本書では、書物につく「索引」がなぜ、どのように生まれ、発展し、いかに使われてきたかを、興味深いエピソードの数々と共に描き出している。索引には、書物の内容を概念ごとに整理し、検索できるようにした「主題索引」と、本文の中に登場する語をアルファベット(日本語では五十音)順に並べた「用語索引(コンコーダンス)」の2種類があり、どちらも13世紀の中世ヨーロッパ(前者は英国、後者はフランス)で誕生した。著者はロンドン大学バークベック校で講師を務める。専門は書物史、翻訳、とくにフランス系のアヴァンギャルド作家の研究。 |
商品内容
要旨 |
索引をめぐる物語は、冊子本や活版印刷の発明などの書物史とともにあり、情報処理の歴史でもある。索引が異端者を火刑から救った逸話、索引で政敵を挑発する流行、小説にも索引をつけた時代があったことなど、興味深いエピソードとともに、13世紀の写本の時代から今日の電子書籍まで連なるその道筋を描き出す。 |
---|---|
目次 |
第1章 順序について―アルファベット順の配列 |
出版社・メーカーコメント
索引をめぐる物語は、冊子本や活版印刷の発明などの書物史とともにあり、情報処理の歴史でもある。ドイツの印刷所、啓蒙派のコーヒーハウス、小説家の居間、大学の研究室を巡り、皇帝や法王、哲学者、首相、図書館員、プロの索引作成者たちを取材。索引が異端者を火刑から救った逸話、索引で政敵を挑発する流行なども紹介しつつ、13世紀の聖書の写本から今日の電子書籍にまで連なる道筋を描き出す。読書家垂涎の「索引」秘史!