コモンの「自治」論
集英社シリーズ・コモン
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2023年8月 |
ISBNコード |
978-4-08-737001-0
(4-08-737001-1) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 287P 19cm |
商品内容
要旨 |
資本主義がもたらした環境危機や経済格差で「人新世」の複合危機が始まった。国々も人々も、生存をかけて過剰に競争をし、そのせいでさらに分断が広がっている。崖っぷちの資本主義と民主主義。この危機を乗り越えるには、破壊された「コモン」(共有財・公共財)を再生し、その管理に市民が参画していくなかで、「自治」の力を育てていくしかない。その第一歩を、今この瞬間に踏み出すための実践の書。希望なき時代の希望に、「自治」がある! |
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目次 |
第1章 大学における「自治」の危機 |
出版社・メーカーコメント
【『人新世の「資本論」』、次なる実践へ! 斎藤幸平、渾身のプロジェクト】戦争、インフレ、気候危機。資本主義がもたらした環境危機や貧困格差で、「人新世」の複合危機が始まった。国々も人々も生存をかけて過剰に競争をし、そのせいでさらに分断が拡がっている。崖っぷちの資本主義と民主主義。この危機を乗り越えるには、破壊された「コモン」(共有財・公共財)を再生し、その管理に市民が参画していくなかで、「自治」の力を育てていくしかない。『人新世の「資本論」』の斎藤幸平をはじめ、時代を背負う気鋭の論客や実務家が集結。危機のさなかに、未来を拓く実践の書。【目次】●はじめに:今、なぜ〈コモン〉の「自治」なのか? 斎藤幸平第1章:大学における「自治」の危機 白井 聡第2章:資本主義で「自治」は可能か?──店がともに生きる拠点になる 松村圭一郎第3章:〈コモン〉と〈ケア〉のミュニシパリズムへ 岸本聡子第4章:武器としての市民科学を 木村あや第5章:精神医療とその周辺から「自治」を考える 松本卓也第6章:食と農から始まる「自治」──権藤成卿自治論の批判の先に 藤原辰史第7章:「自治」の力を耕す、〈コモン〉の現場 斎藤幸平●おわりに:どろくさく、面倒で、ややこしい「自治」のために 松本卓也【著者略歴】●斎藤幸平(さいとう・こうへい)経済思想家。『人新世の「資本論」』で新書大賞受賞。●松本卓也(まつもと・たくや)精神科医。主な著作に『創造と狂気の歴史』など。●白井聡(しらい・さとし)政治学者。『永続敗戦論』で石橋湛山賞受賞。●松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)文化人類学者。『うしろめたさの人類学』で毎日出版文化賞特別賞受賞。●岸本聡子(きしもと・さとこ)杉並区長。主な著作に『水道、再び公営化!』など。●木村あや(きむら・あや)社会学者。Radiation Brain Moms and Citizen Scientistsでレイチェル・カーソン賞受賞。●藤原辰史(ふじはら・たつし)歴史学者。『分解の哲学』でサントリー学芸賞受賞。