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関東大震災朝鮮人虐殺を読む 流言蜚語が現実を覆うとき

出版社名 亜紀書房
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-7505-1812-1
4-7505-1812-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 217,6P 19cm

商品内容

要旨

“不逞鮮人”=テロリスト像はいつ、いかにして作られたのか?当時の新聞報道や行政文章、市民の証言から文学者・文化人の日記まで…。丹念なテクスト読解によって日本近現代史の歩みを辿り、「関東大震災 朝鮮人虐殺」発生の深層に迫る!

目次

第1部 “不逞鮮人”とは誰か―関東大震災 朝鮮人虐殺を読む(引き継がれるデマ
「十五円五十銭」の闇1 壺井繁治『十五円五十銭』を読む
「十五円五十銭」の闇2 デマを拡散した新聞報道 ほか)
第2部 朴裕宏―ある朝鮮人留学生の死
第3部 ハルビン駅で会いましょう(安重根と伊藤博文の十字路)

出版社・メーカーコメント

〈マジョリティの”恐怖”が”危険なマイノリティ”の幻影を生む〉「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」……。−−なぜ、根拠のない風説が伝染し、現実の虐殺を生んでしまったのか?豊富な資料により、日本近現代史の闇に潜む差別と排除のメカニズムを暴き出す、迫真の評論集!−−−−−−−−−〈不逞鮮人〉=テロリスト像はいつ、いかにして作られたのか?当時の新聞報道や行政文章、市民の証言から文学者・文化人の日記まで……。丹念なテクスト読解によって日本近現代史の歩みを辿り、「関東大震災 朝鮮人虐殺」発生の深層に迫る。《日韓同時刊行》−−−−−−−−−【目次】■第1部……〈不逞鮮人〉とは誰か−−関東大震災 朝鮮人虐殺を読む■第2部……朴裕宏 ある朝鮮人留学生の死■第3部……ハルビン駅で会いましょう−−安重根と伊藤博文の十字路■あとがき■主要参考文献

著者紹介

劉 永昇 (リュウ エイショウ)  
「風媒社」編集長。雑誌『追伸』同人。NPO法人東海学センター理事。1963年、名古屋市生まれの在日コリアン3世。早稲田大学卒。雑誌編集者、フリー編集者を経て95年に同社へ。98年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)