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龍潭譚/白鬼女物語 鏡花怪異小品集

平凡社ライブラリー 948

出版社名 平凡社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-582-76948-7
4-582-76948-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 407P 17cm

商品内容

要旨

一個色白き裸体の婦人、薄青き布を以て腰の辺を蔽えるが、身動きもせで画像の如く馬に対してたたずみたる―。初期の傑作として名高い「龍潭譚」の系譜を中心に、「白鬼女物語」「飛縁魔物語」「蝙蝠物語」など、鏡花幻想文学の知られざる名小品二十四篇を厳選収録。二〇二三年に生誕百五十年を迎える泉鏡花の妖美な世界を深くじっくり堪能できる文豪怪異小品シリーズ、第十二弾。

出版社・メーカーコメント

人気の「文豪怪異小品集」の最新作は生誕150年を迎える泉鏡花の第二弾。初期短篇「龍潭譚」を中心に鏡花の真価を堪能できる一冊。

著者紹介

泉 鏡花 (イズミ キョウカ)  
1873年、石川県金沢市生まれ。本名鏡太郎。真愛学校(のちに北陸英和学校と改称)に学んだ後、小説家を志して1890年に上京。1年余の放浪を経て、尾崎紅葉に師事する。1895年、『夜行巡査』が出世作となり、『高野聖』などで熱狂的な読者を持つ人気作家に。1939年没
東 雅夫 (ヒガシ マサオ)  
1958年、神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学文学部卒業。アンソロジスト、文芸評論家。1982年から「幻想文学」、2004年から「幽」の編集長を歴任。著書に『遠野物語と怪談の時代』(角川選書、第64回日本推理作家協会賞受賞)ほかがある。また近年は児童書の企画監修も手がけ、ますます活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)