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本能寺異聞 信長と本因坊

小学館文庫 Jさ01−9 小学館時代小説文庫

出版社名 小学館
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-09-407288-4
4-09-407288-8
税込価格 869円
頁数・縦 378P 15cm

商品内容

要旨

「信長公の首級は何処にある」徳川家康の一言で、囲碁名人本因坊算砂の息が止まりかけた。大坂の陣が起こる七年ほど前、慶長十二年師走、騒府城での対局中の出来事であった。日海と名乗っていた若かりし頃の算砂は、戦国の荒波に呑まれ、本能寺の変の渦中に放り込まれていたのだ。行方の知れぬ織田信長の亡骸。謎めく明智光秀の本意。天下布武の裏で、武将、五摂家筆頭、連歌師、堺商人、雑賀衆、薬師、神主、宣教師らが我欲を隠して蠢くが、誰もが捨石に過ぎないのか。そして要石は誰なのか。法華僧の棋士が、戦国人の傍らで見た本能寺の変を描く、刮目の歴史小説。

著者紹介

坂岡 真 (サカオカ シン)  
1961年、新潟県生まれ。花鳥風月、義理人情を妙味溢れる筆致で描く、実力派。2012年、将軍家毒味役を務める御膳奉行に材を取った「鬼役」(光文社時代小説文庫)シリーズが大ヒット、リイド社でコミッミも刊行中。「鬼役」と「はぐれ又兵衛例繰控」(双葉文庫)で、第十一回日本歴史時代作家協会シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)