• 本

現代物理学の思想 新装版

出版社名 みすず書房
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-622-09645-0
4-622-09645-5
税込価格 4,400円
頁数・縦 220P 20cm
シリーズ名 現代物理学の思想

商品内容

要旨

時間、空間、実在など、現代物理学の概念は、伝統的な哲学から、どのようにして発展してきたのか。また量子の世界の現象を、言語によりどこまで正確に記述できるのか。ノーベル物理学賞を受賞した、量子力学の開拓者が考察する。

目次

第1章 古い伝統と新しい伝統
第2章 量子論の歴史
第3章 量子論のコペンハーゲン派の解釈
第4章 量子論と原子科学の根源
第5章 哲学的観念の発展と量子論
第6章 自然科学の他の部門と量子論
第7章 相対性理論
第8章 コペンハーゲン派の解釈の批判
第9章 量子論と物質の構造
第10章 現代物理学における言語とリアリティ
第11章 人間の思考における現代物理学の役割

著者紹介

ハイゼンベルク,W. (ハイゼンベルク,W.)   Heisenberg,Werner Karl
1901‐1976。1901年、ドイツのヴュルツブルグに生れる。ミュンヘン大学でゾンマーフェルトのもとで物理学を学び、コペンハーゲンでニールス・ボーア研究所に入り、さらにゲッティンゲン大学でボルンと共同研究を行ない、1925年、新マトリックス力学を創始した。27年、不確定性原理を発見、同年ライプチヒ大学教授。多体問題の研究から進んで、1928年強磁性の本質を明らかにし、29年にはパウリと共に場の量子論を発表、相対性量子力学をつくった。32年、原子核が中性子と陽子からなるという理論を発表、その他、宇宙線理論、超伝導の研究などにも業績を残している。1932年ノーベル物理学賞。1976年没
河野 伊三郎 (コウノ イサブロウ)  
1905年神奈川県に生れる。1929年東京大学理学部数学科卒業。元東京医科歯科大学教授。1994年没
富山 小太郎 (トミヤマ コタロウ)  
1902年福島県に生れる。1925年東京大学理学部物理学科卒業。元早稲田大学教授。1972年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)