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文学のエコロジー

放送大学叢書 061

出版社名 左右社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-86528-385-3
4-86528-385-4
税込価格 2,420円
頁数・縦 315P 19cm

商品内容

要旨

口誦文学と写本、パトロン文化、出版と検閲、著作権、文学賞、読書習慣と識字率、印税、電子書籍―。古今東西、文学を取り巻く環境はかように変化してきた。

目次

第1章 口誦文学と写本をめぐって
第2章 中世の読書とその変容
第3章 中世文学とパトロン 謹呈と俸禄
第4章 ルネサンス人の読書のエコロジー
第5章 著作権前史
第6章 出版と「検閲」について
第7章 読み書きの民主化 識字率について
第8章 バルザックのメディア戦記
第9章 文学と金銭 フロベールのジレンマ
第10章 「文芸家協会」「アカデミー」「文学賞」
第11章 文学のコスモポリタニズム媒介者としての二軒の書店
第12章 「手紙と著作権」再考、そしてインターネットの世紀へ

著者紹介

宮下 志朗 (ミヤシタ シロウ)  
1947年生まれ。東京大学・放送大学名誉教授。フランス文学、書物の文化史。単著に大佛次郎賞を受賞した『本の都市リヨン』(晶文社)、『読書の首都パリ』(みすず書房)、『ラブレー周遊記』(東大出版会)、『モンテーニュ 人生を旅するための7章』(岩波新書)、『パリ歴史探偵』(講談社学術文庫)など。訳書にラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』全5巻(ちくま文庫、読売文学賞・日仏翻訳文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)