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スマートモビリティ時代の地域とクルマ 社会工学アプローチによる課題解決

出版社名 学芸出版社
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-7615-3294-9
4-7615-3294-7
税込価格 3,520円
頁数・縦 158P 26cm

商品内容

要旨

CASEなどの技術革新を踏まえた自動車と社会との新しい関係を追求するため、トヨタ自動車未来創生センターと筑波大学社会工学域との共同研究が展開されてきた。学際の意義を理解する執筆陣が、社会システムの変革期における地域とクルマの課題を社会工学の視点で分析。スマートモビリティとともにある未来を構想する。

目次

CASEが変える社会
第1部 地域を変えるモビリティの可能性(未来のアクセシビリティをデザインする
モビリティシェアリングサービスの運用を最適化する
日本の伝統的都市と自動車は共存できるか?
郊外化・自動車依存がもたらす環境の変化とその可視化
人々の生活行動と脱炭素―COVID‐19およびシェアリングによる影響分析から)
第2部 モビリティの力を引き出す地域づくりの仕組み(モビリティ・データ活用に向けたデータ共有とそのジレンマの解消
モビリティ向上は合意形成を助けるか?)
新たな挑戦と仲間づくり

著者紹介

大澤 義明 (オオサワ ヨシアキ)  
筑波大学システム情報系教授、学術博士。1959年青森県生まれ。1987年、筑波大学大学院社会工学研究科都市地域計画学専攻修了。熊本大学助手、筑波大学講師、助教授を経て、2002年より現職。2001年日本OR学会文献賞、2008年日本都市計画学会論文賞を受賞
川島 宏一 (カワシマ ヒロイチ)  
筑波大学システム情報系教授、博士(社会工学)。1959年生まれ。国土交通省、世界銀行、佐賀県、(株)公共イノベーションを経て、2015年より現職。予算情報の全開示を起点に公民協働を推進した「協働化テスト」が国連公共サービス賞を日本初受賞(2010年)
笹林 徹 (ササバヤシ トオル)  
トヨタ自動車株式会社未来創生センター所属。1969年生まれ。1992年一橋大学経済学部卒業(学士)。トヨタ自動車に入社後、渉外部門で自動車産業・エネルギー政策渉外、宣伝・広報部門でイベントやモータースポーツを通じたクルマファンづくり、内閣府総合科学技術・イノベーション会議事務局出向で科学技術関係予算の集計等を担当し、2018年より現職
鈴木 勉 (スズキ ツトム)  
筑波大学システム情報系教授、博士(工学)。1964年生まれ。1989年、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了。筑波大学講師、助教授を経て、2005年より現職
谷口 守 (タニグチ マモル)  
筑波大学システム情報系教授、博士(工学)。1961年生まれ。1989年京都大学大学院工学研究科博士後期課程単位取得退学。京都大学助手、筑波大学講師、岡山大学教授を経て2009年より現職。2022年日本都市計画学会石川賞を受賞
藤川 昌樹 (フジカワ マサキ)  
筑波大学システム情報系教授、博士(工学)。1963年生まれ。1990年東京大学大学院建築学専攻単位取得退学。神戸芸術工科大学助手、筑波大学講師を経て、2007年より現職
村上 暁信 (ムラカミ アキノブ)  
筑波大学システム情報系教授、博士(農学)。1971年生まれ。1999年、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。東京大学助手、東京工業大学講師等を経て、2016年より現職
吉瀬 章子 (ヨシセ アキコ)  
筑波大学システム情報系教授、工学博士。1962年生まれ。1990年、東京工業大学大学院理工学研究科経営工学専攻博士後期課程単位取得退学。筑波大学準研究員、同大学講師、同大学准教授を経て、2007年より現職。1992年INFORMS(米国OR学会)計算機技術部門賞、1993年同学会ランチェスター賞、2007年日本OR学会文献賞、2023年同学会業績賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)