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アートベース・リサーチの可能性 制作・研究・教育をつなぐ

出版社名 勁草書房
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-326-80065-0
4-326-80065-8
税込価格 4,950円
頁数・縦 360,8P 22cm

商品内容

要旨

アーティスト・美術研究/教育者らが、アート実践と研究を重ね合わせて考察を深める。客観的な分析だけでは捉えきれない、人間の感情や身体的感覚に迫るアートベース・リサーチ(Arts‐Based Research:ABR)の現在地がわかる一冊。

目次

第1部 ABRの理論的展開(ABRの背景と現状
アート研究としてのABR
ABRの社会的可能性)
第2部 ABRの実践―制作者の思考と探究(絵画制作というトートロジー―小川洋子『ことり』から制作の思考をたどる
星屑に星座を与える―ファウンド・フォト作品の制作実践
西郷隆盛像を作れなかった塑造家・藤田文蔵―近代日本彫刻の裏面史を紡ぐ
文字によるアートの旅―タイポグラフィとの距離から)
第3部 芸術的知性による教育の可能性(R・アルンハイムから紐解く「目で考える」ということ
美術と美術教育の分断を越えるために―ポーランドの美術教育を手がかりに
“驚くべき出来事”に見るパラダイム転換と芸術的知性―アーティストワークショップのエピソードから)

著者紹介

小松 佳代子 (コマツ カヨコ)  
1965年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、博士(教育学)。現在、長岡造形大学大学院造形研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)