• 本

与謝蕪村考

出版社名 青土社
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-7917-7587-3
4-7917-7587-2
税込価格 3,300円
頁数・縦 365P 20cm

商品内容

要旨

レアリスト蕪村に本質をみた画期的な労作。冷徹な眼差しを社会的弱者に注いでヒューマニスティックな句を作り、自らの境涯を顧みて悲痛な自画像を描いた巨人。斬新な視点からその豊穣な世界を解明し、新たな蕪村像を確立する。

目次

1(百姓の句について
境涯詠について
小家がちなど、家のある風景の句について
案山子の句について)
2(「北寿老仙をいたむ」について
「春風馬堤曲」について)
3(牡丹の句について
鮓の句について
「鮎くれて」の句について
「葱買て」の句について
「几巾」の句について
いわゆる「浪漫的」な句について)

著者紹介

中村 稔 (ナカムラ ミノル)  
1927年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒。『世代』同人。1950年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影 銅版画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)