史料から読む近世大坂
上方文庫別巻シリーズ 11
出版社名 | 和泉書院 |
---|---|
出版年月 | 2023年9月 |
ISBNコード |
978-4-7576-1077-4
(4-7576-1077-7) |
税込価格 | 3,300円 |
頁数・縦 | 166P 26cm |
商品内容
要旨 |
「1近世都市大坂の形成と三郷惣年寄」「2町(住民生活の基礎単位)」「3仲間」に分けて、基本史料を一点一点読み解きながら、近世大坂の歴史像を理解することをめざした。1では、大坂三郷の形成過程や惣年寄の役割を示す絵図や史料。2では、町の空間・人別・運営に関する史料。3では、営業にかかわる株仲間だけでなく、宗教者・非人などに関するものなど、幅広い史料を取り上げた。当時を生きた人々の“人間存在”を実感を持って理解するには、人々が残した史料を読み解くことが最も確実な方法である。しかし、江戸時代の史料を読み込むのは容易ではない。そこで、基本史料について、写真版を掲載し、釈文(翻刻)・読み下し・現代語訳を示したうえで、その史料の背景、読み取れる論点、近世大坂の中での位置づけを解説している。そこでは最新の研究成果も紹介している。近世大坂は、現在の都市大阪の直接の起点であり、基盤である。それゆえ、現在の大阪の特質を理解することにも資するであろう。また史料読解のテキストとしても最適である。 |
---|---|
目次 |
1 近世都市大坂の形成と三郷惣年寄(都市大坂の形成 |