闇の精神史
ハヤカワ新書 014
出版社名 | 早川書房 |
---|---|
出版年月 | 2023年10月 |
ISBNコード |
978-4-15-340014-6
(4-15-340014-9) |
税込価格 | 1,122円 |
頁数・縦 | 310P 18cm |
商品内容
要旨 |
19世紀ロシアに生じた、ロシア宇宙主義と呼ばれる思想潮流。分子となって銀河に散らばる全祖先の復活を唱えるその特異な哲学は現代に回帰し、ウクライナ侵攻の思想的背景とされる新ユーラシア主義や、テクノロジーによる不死を目指すトランスヒューマニズムに巨大な影響を与えている―。どんづまり―の現実、その外部としての「宇宙」。頭上の暗闇に、人は何を見るのか。「土星からの使者」サン・ラーら黒人アーティストのアフロフューチャリズム、そしてサイバースペース/メタバースまでを繋ぎ論じる。 |
---|---|
目次 |
第1章 ロシア宇宙主義―居住区としての宇宙(新しい人間―アレクサンドル・ボグダーノフ |
出版社・メーカーコメント
19世紀末ロシア、独立直後のジャマイカ、サイバー空間−−様々な時と場所に現れた、「宇宙」をめぐる思想。分子となって銀河に散らばる全祖先の復活を唱える者、自らのルーツを土星に見出し異形の音楽を創り出す者……。果てなき頭上の漆黒に、人は何を見るのか?