宙(そら)わたる教室
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2023年10月 |
ISBNコード |
978-4-16-391765-8
(4-16-391765-9) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 287P 19cm |
NetGalley 会員レビュー 図書館関係者 おすすめ度 幾つになっても学び始めることはできるし、知らないことを突き詰めて調べていくことはこんなにワクワクすることなのかということを教えてくれる。登場人物たちの、生き生きした姿を想像しながら読むのが楽しい作品だった。 書店関係者 おすすめ度 科学とひとことで言うとなんだか冷たいイメージがしていたけれど、伊与原新さんの作品を知ってからわたしたちにとってとても身近で思っていたより難しくないと気づいた。そんな科学を軸に様々な年代の人が自分を見つめもう一度立ち上がる様子に頑張ってとエールを送りながら、わたし自身も背中を押されるようでした。火星の青い夕焼けをいつか見てみたいです。 図書館関係者 おすすめ度 定時制高校を舞台にした小説。それぞれの背景や、全日制の生徒とのトラブルや関わり、科学部としての活動など、たくさんの気づきや、驚きがありました。人間は誰もが知りたい・学びたいという気持ちをもっている。難しいかもしれないけれど、一人ひとりに合った形でそれを伸ばしていけたらいいと思いました。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
東京・新宿にある都立高校の定時制に集った、さまざまな事情を抱えた生徒たち。彼らは「科学部」を結成し、「火星のクレーター」を再現する実験を始めた。煌々と明かりが灯った夜の教室で、小さな奇跡が起きる―。 |
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出版社・メーカーコメント
東京・新宿にある都立高校の定時制。そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。読み書きに難を抱えて落ちこぼれた二十一歳の岳人。子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。中学を出てすぐ東京で集団就職した七十代の長嶺。「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、学会で発表することを目標に、「火星のクレーター」を再現する実験を始める−−。『月まで三キロ』『八月の銀の雪』著者がおくる、今年一番熱い青春科学小説!