• 本

笑いのある世界に生まれたということ

講談社+α新書 823−3C

出版社名 講談社
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-06-532482-0
4-06-532482-3
税込価格 990円
頁数・縦 214P 18cm

商品内容

要旨

「僕にとってお笑いは、人に好きになってもらい、かつ自分を好きでいるための処世術なんです」(兼近)「笑いがない世界では、私たちは生き延びていくことさえ難しい」(中野)

目次

プレトーク―私たちはそら豆がとてもお城(僕の家庭教師をやってください
私たちはそら豆がとてもお城
中卒と東大卒の共通点
選んだ答えを正解にする)
第1章 人間はお金を払ってでも笑いたい(生き延びるために笑いたい
「笑い」はHappy Pills
笑いには国民性がある
埼玉はドイツだ
笑いを読み解く能力がある
玉が出なければ別の台に移る
「にじさんじ」を知っていますか
全世代にウケる笑いはなくても)
第2章 僭越ながら―中野と兼近の芸人論(芸人に学べ
脳が感じるお笑い)
第3章 芸人の地アタマ(お笑いと偏差値
賢いことがバレた芸人
オックスフォードかケンブリッジでなければ
やっぱりベタな笑いだ
偏差値より地アタマ
笑わせる使命の脳
ダニング・クルーガー効果がエグい
逆転劇を見せろ)
第4章 おもしろい人になりたい(どうすれば愛されるのか
自分を好きでいられるための処世術
お笑いの戦後レジームと第七世代
おもしろくないと言う人はおもしろくない人
気づいたら仲間作戦の深淵
どうしたらおもしろいんだろう
ゼロサムではない社会に)

出版社・メーカーコメント

「僕にとってお笑いは、人に好きになってもらい、かつ自分を好きでいるための処世術なんです」(EXIT兼近大樹)「笑いがない世界では、私たちは生き延びていくことさえ難しい」(中野信子)なぜ人間だけがお金を払ってまで笑うのか? 「いじり」と「いじめ」はどこが違うのか? 笑いとリテラシーはどう関係しているのか? 「地アタマが良い」とはどういうことか?「なぜ、私たちは笑いを必要とするのか」を大テーマにくり広げられる異色対談。兼近さんが見た、お笑い界のレジェンドたちがくり出すテクニックは、人間の奥底にある心理を刺激する方法だと中野さんは言います。お笑い芸人のコミュニケーション力や、芸人が「おいしい」と思う状況、上手なリアクションを理解すれば、仕事はもちろん人間関係を豊かにしてくれることでしょう。

著者紹介

中野 信子 (ナカノ ノブコ)  
1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務後、帰国。現在、東日本国際大学教授。テレビ番組のコメンテーターとしても活動中
兼近 大樹 (カネチカ ダイキ)  
1991年、北海道生まれ。お笑いコンビ「EXIT」として活動し、テレビのレギュラー番組多数、全国で単独ライブを開催。また、音楽活動やファッションブランドのプロデュースも行っている。俳優として連続ドラマ・映画に出演。自伝的小説『むき出し』(文藝春秋)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)