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共感革命 社交する人類の進化と未来

河出新書 067

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-309-63169-1
4-309-63169-X
税込価格 968円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

要旨

人類は約700万年前にチンパンジーとの共通祖先から分かれ、独自の進化を遂げた。やがて言葉を獲得したことによって「認知革命」が起きたとされている。しかし、実はその前に、もっと大きな革命があった。それが「共感革命」だ。

目次

序章 「共感革命」とはなにか―「言葉」のまえに「音楽」があった
第1章 「社交」する人類―踊る身体、歌うコミュニケーション
第2章 「神殿」から始まった定住―死者を悼む心
第3章 人類は森の生活を忘れない―狩猟採集民という本能
第4章 弱い種族は集団を選択した―生存戦略としての家族システム
第5章 「戦争」はなぜ生まれたか―人類進化における変異現象
第6章 「棲み分け」と多様性―今西錦司と西田幾多郎、平和への哲学
第7章 「共同体」の虚構をつくり直す―自然とつながる身体の回復
終章 人類の未来、新しい物語の始まり―「第二の遊動」時代

出版社・メーカーコメント

「認知革命」よりも前に起きた「共感革命」とは何か? 共感が世界を作り、そして今、共感が世界を破壊しようとしている。人類史の知られざる革命から見えた、本当の人類の姿とは?

著者紹介

山極 壽一 (ヤマギワ ジュイチ)  
1952年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。理学博士。人類学者・霊長類学者。京都大学総長を経て、2021年より総合地球環境学研究所所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)