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ロスチャイルドの女たち

出版社名 亜紀書房
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-7505-1815-2
4-7505-1815-8
税込価格 5,280円
頁数・縦 643P 20cm

商品内容

要旨

ロスチャイルド家は十九世紀に興り、金融帝国を築き、絶大な影響力を誇った。本書は男性中心に語られてきた一族の歴史を、女性の側から描き出す。株取引の天才、イギリス政治の影のフィクサー、ジャズのパトロン、テレビでも活躍した昆虫学者など政治、経済、文化にわたる活躍を見せた才女たちは、一方では家の掟や政略結婚、ユダヤ社会の慣習に悩み、叶わぬ恋や自らの生き方、夫との仲を思って煩悶する。歴史の流れの中でひたむきに歩んだ生身の人間が息づく、壮大な人物絵巻。

目次

第1部 グートレ、ハナ、ヘンリエッタ(勃興の母
ただの機械
家庭を築く
婿探し
マダム・モンテフィオーリ
より健康的な気候
調和、誠実、勤勉
裏切り
ロスチャイルド夫人の並外れた財政手腕
婚礼と葬式)
第2部 シャーロット、ハナ・マイヤー、ルイーザ(「濃霧に満ちた憂鬱なこの世界」
キリスト教徒と結婚して一族を離れる
ユダヤ教徒として結婚し、一族に入る
幼児の養育
芸術の女神
「もちろん、われわれは嫌悪しすぎることをよしとはしません」
底知れぬ深淵
逃げ道と遺産
ホテルでの暮らし
母親の教え)
第3部 コンスタンス、エマ、ハナ、ブランチ(恋のたわむれ
跡継ぎとたしなみ 薔薇と獅子
初めての演説
ボヘミアのブランチ
王室の印章
救出と防止
登用
「大砲が夜のうちに届き」)
第4部 ロジカ、ドリー、ミリアム、ニカ、ロージー(国境を越えて
入隊
復興
休暇
戦火を前に
姉妹の戦い
残響
男爵夫人、バードとモンク
ノミの女王
スペア・リブと刺繍の叛乱
すばらしい小春日和
母と娘)

出版社・メーカーコメント

〈 彼女たちは壁を破り、世界を動かした 〉19世紀にドイツのユダヤ人ゲットーから身を立て、世界有数の金融帝国を築き上げた名門一族。その栄光の裏には、女性たちの活躍があった。−−−−−−−−−株取引の天才、イギリス政治の影のフィクサー、ジャズのパトロン、 テレビでも活躍した在野の昆虫学者……。政治、経済、文化にわたる活躍を見せた才女たちは、一方では家の掟や政略結婚、ユダヤ社会の慣習に悩み、叶わぬ恋や自らの生き方、夫との仲を思って煩悶する。歴史の流れの中でひたむきに歩んだ生身の人間が息づく、これまでになかった人物絵巻。−−−−−−−−−19世紀から両大戦を経て現代に至る激動の欧米史を縦軸に、 男性中心に語られてきた一族の歴史を、女性の側から描き出す。[解説]佐藤亜紀氏 (小説家)

著者紹介

リヴィングストン,ナタリー (リヴィングストン,ナタリー)   Livingstone,Natalie
ロンドン生まれ。1998年、ケンブリッジ大学クライスト・カレッジで歴史学の第一級学位取得。「デイリー・エクスプレス」紙の特集ライターとしてキャリアをスタートさせ、現在は「タトラー」紙、「ハーパーズ・バザー」誌、US版「ヴォーグ」誌、「エル」誌、「タイムズ」紙、「メール・オン・サンデー」紙に寄稿。夫と3人の子とともにロンドンに在住
古屋 美登里 (フルヤ ミドリ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)